犬の要求吠えを無視しても治らない時の対処法をご紹介します。
無視をするしつけは、犬が要求吠えをしているときに、効果的な対処法としてよく挙げられます。
しかし、無視をしても、要求吠えが収まるどころか、どんどんエスカレートして困っているという飼い主も少なくありません。
では、なぜ無視をしても要求吠えは直らないのか。
この記事では、犬の要求吠えを無視しても治らないその理由と対処法を現役ドッグトレーナーが解説します!
犬の要求吠えは無視しても治らない?
犬の要求吠えに対して、無視をすることは効果的なしつけ方法です。
しかし、犬の要求吠えに対して、無視したときに見せる犬の反応には2種類あります。
- 吠えても要求に応えてくれないなら、吠えるのをやめようとするタイプ
- 吠えてるのに聞こえていないのかと思い、もっと吠えようとするタイプ
後者のタイプの犬は、過去に要求吠えをしたとき、飼い主が要求に応えてくれたという経験があることが多いです。
犬の要求吠えを無視するときのポイントは?
犬の要求吠えを無視しても治らないという人は、間違った方法でしつけを行ってしまっている可能性があります。
無視をするということは、犬に対して、反応しないということです。
言葉をかけないだけではなく、犬に視線を向けたり目を合わせないように気をつけましょう。
せっかく無視していても、目が合ってしまったら「飼い主が反応してくれた!」と思い、さらに要求吠えがエスカレートしてしまうことも。
犬が要求吠えを始めたら、他の部屋に移動するなど、徹底的に無視するのがポイントです。
うるさいからと途中で無視を中断して、要求に応えてしまうのが1番やってはいけないパターンです。
諦めずに吠え続ければ、飼い主が言うことを聞いてくれると覚えてしまい、さらに要求吠えがエスカレートしてしまうでしょう。
家族と同居されてる方は、家族全員で要求吠えを無視してください。
犬がかわいそうと思うかもしれませんが、吠え癖は長期化すると治すのが難しくなってしまいます。
心を鬼にして取り組みましょう。
要求吠えをやめさせる効果的な褒め方
要求吠えをやめさせる効果的な褒め方は、吠えるのを5秒やめたらすぐ褒めることです。
これを繰り返していくうちに、吠えないでいると良いことがある!と覚えてくれます。
犬は、短期記憶が苦手な動物です。少し前の出来事を数秒〜数十秒で忘れてしまいます。
そのため、要求吠えをやめてしばらく経ってから褒められても、何に対して褒められているのかわかりません。
褒めるときは、犬が吠えるのをやめているタイミングで必ず行ってください。
吠え始めた瞬間と褒めるタイミングが重なってしまわないように注意しましょう。
犬が要求吠えする理由は?
犬が要求吠えで伝えたいことは、次のようなことです。
- 散歩に行きたい
- ご飯を食べたい
- おやつが欲しい
- サークルから出して欲しい
- 遊んで欲しい
- 一緒に連れて行って欲しい
毎日決められた時間に行っていることや、飼い主に構ってもらいたくて、要求吠えをしていることが多いです。
犬の要求吠えを無視しても治らない時の対処法5選
犬の要求吠えが無視しても治らない!という人は、他の方法を試してみましょう。
犬の要求吠え対処法①毎日の行動を変える
毎日決まった時間に、ご飯をあげたり、散歩に行っている場合は、その時間になると要求吠えをしやすいです。
そのため、ご飯や散歩に行く時間を毎日変えてみたり、要求吠えが始まるきっかけの行動を変えてみましょう。
例えば、散歩に行く前にリードを持つと吠え始めるのなら、散歩に行かないときも時々リードを持って過ごしてください。
要求吠えのきっかけを変えることで、リードを持つ=散歩に行くと思わせないようにすることがポイントです。
犬の要求吠え対処法②サークルを安心できる場所に変える
サークルから出して欲しいと要求吠えをする犬は、サークルを布で覆って飼い主の姿を見えなくしましょう。
その後、吠えるのをやめたらご褒美のおやつをあげて、たくさん褒めます。
これを繰り返すことで、吠えないでいると良いことがあると覚えさせることができます。
また、サークルに入ること自体がストレスになっている場合は、サークル内でご飯やおやつをあげるようにしてください。
そうすることで、抵抗なくサークルに入れるようになります。
犬の要求吠え対処法③吠えさせる環境を作らない
飼い主が外出するときに、要求吠えをする場合は、1人になってからも退屈させないようにするのがポイント。
家を出る前に、サークル内に長時間遊べるおもちゃを入れてあげることで、要求吠えを治すことができます。
【オススメおもちゃ】
KONG/通常価格:700円
コングの中に、専用のペーストやおやつを入れて遊べるおもちゃです。
中のおやつを食べようと長時間遊んでくれるので、留守番が苦手な犬にオススメ。
犬の要求吠え対処法④運動させる
散歩にあまり行けず、体力があり余っている犬は、ストレスから要求吠えをしやすいです。
犬の大きさによって必要な運動量は違うので、愛犬に適した散歩時間を確保できるように心がけましょう。
散歩の目安となる適正時間は次の通りです。
- 小型犬→1日2回15〜30分
- 中型犬→1日2回20〜45分
- 大型犬→1日2回60〜90分
運動をしっかりさせることで、要求吠えを減らすことができるので、時間を意識して散歩に出かけてみてください。
犬の要求吠え対処法⑤無駄吠え防止グッズを使う
しつけがなかなか上手くいかないという人は、無駄吠え防止グッズを活用するのも1つの方法です。
【オススメ無駄吠え防止グッズ】
DOG AROMA mist Stop! barking/通常価格:1,320円
犬のために開発されたリラックス効果があるドッグアロマミスト。
無駄吠えをしたときに、空間にスプレーするだけで、吠えるのをやめさせることができます。
犬の要求吠えを無視しても治らない時の対処法5選!まとめ
犬の要求吠えを無視しても治らない時の対処法をご紹介しました。
まずは、犬の要求吠えに対して無視をするときに、正しい方法で行えているかを確認しましょう。
それでも効果がない場合は、次のような対処法があります。
- 毎日の行動を変える
- サークルを安心できる場所に変える
- 吠えさせる環境を作らない
- 運動させる
- 無駄吠え防止グッズを使う
要求吠えを無視しても治らないというときは、これらの方法を試してみてくださいね。
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