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犬が散歩で歩かない理由はわがまま?歩かせるための対処法5選!

犬が散歩のときに、突然歩かなくなるのはなぜでしょうか?犬のわがままのせい?

犬が散歩中に歩かなくなると飼い主は困ってしまいますね。

この記事では、犬が散歩で歩かなくなる理由はなぜなのかと、その対処法について現役ドッグトレーナーが解説します!

犬にとって毎日の散歩は、運動やさまざまな刺激に触れ合わせるためにも必要なものです。

しかし、愛犬が何度も立ち止まって歩かなくなってしまったら、困ってしまいますよね。

突然歩かなくなる理由と対処法を知って、愛犬と楽しく散歩ができるようになりましょう!

犬が散歩で突然歩かなくなるのはなぜ?

犬が散歩で突然歩かなくなるのはなぜ?

家を出るときは、楽しそうに尻尾を振りながら歩いていたのに、愛犬が急に立ち止まり歩かなくなる。

こんな経験をしたことのある飼い主さんも多いのではないでしょうか。

犬が散歩中に立ち止まり、歩きたくないとアピールするのには、いくつかの理由があるので、ご紹介します。

①子犬の頃のトラウマ

子犬の頃に、他の犬に執拗に吠えられたり、大きな物音や、騒音に驚いた経験があると「散歩=嫌なことが起こる」と記憶されます。

そのため、特に嫌なことが起きたエリアに入ると立ち止まり歩かなくなってしまいます。

②散歩コースを変えてほしい

警戒心の強い犬は、交通量の多い道や、人通りの多い道を避けようとして立ち止まります。

③犬のわがまま

散歩で歩かなくなってしまった愛犬を抱っこしたり、おやつで誘導していませんか?

このような経験があると、犬は立ち止まると良いことがある、飼い主が助けてくれると期待して、何度も立ち止まるようになってしまいます。

④天候が良くない

犬は暑さに弱いので、暑い日の散歩を嫌がることがあります。

特に夏の散歩は、地面からの照り返しを受け、熱中症にもなりやすいので、無理に散歩には出かけず、朝や夜の涼しい時間に歩かせるようにしましょう。

また、雨に濡れるのを嫌がったり、風の音が怖くて歩かなくなる犬もいます。

⑤怪我をしている可能性

犬は素足のまま散歩に出かけるので、足の裏にトゲが刺さっていたり、夏のアスファルトが熱くて火傷をしている場合があります。

そのため、怪我をした部分をかばって歩けなくなることがあります。犬が怪我をしていないか注意深く観察しましょう。

⑥ハーネスが合わない

自分の体に合っていないハーネスだと、嫌がって歩かなくなることがあります。

金具が体に当たってしまったり、着け心地が悪いと違和感を覚えて歩かなくなることがあります。

首輪を新しく変えた時も違和感を覚えて歩かなくなることがあります。

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子犬が散歩で歩かなくなるのはわがまま?

子犬が、散歩で歩かなくなる理由は、わがままではありません。

外の世界に慣れていないうちに、いきなり散歩に出かけると、まだ出会ったことのない人や犬やモノがたくさんあり、怖がって歩かなくなってしまいます。

臆病な犬だと、恐怖のあまり震えてしまうことも。

こんなときに、無理やり連れ出すと、ますます散歩を嫌がるようになってしまうため、外の世界には少しずつ慣らしていきましょう。

散歩デビューする前に、抱っこをしたり、ペットカートに乗せて、家の近所を散歩すれば、人・車・バイク・犬などの様々な刺激に慣れさせることができるので、オススメです。

老犬が散歩で急に歩かなくなる理由は?

体力が衰えた老犬が散歩中に歩かなくなってしまうのは、歩くことに疲れてしまっている可能性があります。

舌を出して呼吸が荒くなっていたら途中で休憩しましょう。

また、5歳以上になると関節疾患が増えてくるので、次のような症状が見られる場合には、早めに動物病院へ行くことをおすすめします。

  • 歩くスピードが遅くなった
  • 段差を避けるようになった
  • 足を気にする素振り
  • 歩き方に違和感がある

普段から愛犬の様子を注意深く観察し、すぐ異変に気づけるようにしましょう。

犬が散歩で歩かなくなる理由は病気?

犬が散歩で歩かなくなる理由は、次のような病気を患っている可能性があります。

  • 椎間板ヘルニア
  • 関節炎
  • 心臓病
  • 呼吸器疾患

現代の犬に多いのが肥満症です。愛犬が可愛いくてついついおやつをあげすぎてしまう気持ちはわかりますが、太り過ぎには注意が必要です。

肥満は、犬の足に大きな負担がかかります。

歩くのに違和感があったり、階段や段差を避けるようにしていたら、椎間板ヘルニアや関節炎を患っているかもしれません。

また、呼吸が荒く肩で息をするような呼吸の仕方をしている場合は、心臓病や呼吸器疾患の可能性があります。すぐに動物病院へ連れていきましょう。

犬が散歩で歩かなくなった!歩かせるための対処法

犬が散歩で歩かなくなる理由がわかったら、歩かせるための対処法を5つご紹介します!

犬が散歩で歩かないときの対処法①家の中や近所で散歩の練習をする

ハーネスやリードに慣れていない犬は、いきなり散歩に行こうとすると嫌がってしまいます。

まずは、家の中でハーネスとリードをつけて、散歩の練習をしてみましょう。

慣れてきたら、家の周りで車や人通りが少ない場所から散歩を始め、少しずつ人がいる場所、他の犬がいる場所と散歩コースを広げていきます。

犬が散歩で歩かないときの対処法②着け心地の良いハーネスを選ぶ

ハーネスを着けたときに、金具が体に当たって痛がったり、犬の体に合っておらず着け心地が悪いと、散歩に行っても歩かなくなってしまいます。

そこで、オススメのハーネスをご紹介します。

【ユリウスK-9 パワーハーネス】

犬の負担を最小限にするために、ベルトは胸骨部分でしっかり止まり、気管を圧迫しないような設計になっています。

関節部分にハーネスが触れないのはもちろん、肘を曲げても金具に当たらないように配慮されているので、着け心地抜群。

ハーネスを嫌がる犬にオススメです。

犬が散歩で歩かないときの対処法③散歩ルートや時間を変えてみる

いつも同じ時間帯に散歩に行き、同じ場所で立ち止まるようなら、ルートと時間を変えてみましょう。

過去に怖い思いをしたことがあり、そのコースを避けようとしているのかもしれません。

警戒心の強い犬の場合は、交通量の多い道を嫌がることがあるので、静かで人の少ない道を散歩コースに変えてみると良いでしょう。

犬が散歩で歩かないときの対処法④散歩中にアイコンタクトをとる

犬は散歩中に、飼い主とアイコンタクトをとることで不安をやわらげます。

しかし、散歩中に飼い主がスマホばかりを見ているようでしたら、犬からの不安のサインを見落としてしまうかもしれません。

また、不安なとき以外にも喉が乾いていたり、足に違和感があったりする場合も、飼い主にアイコンタクトを送り訴えることがあるので、散歩中は愛犬から目を離さないようにしましょう。

犬が散歩で歩かないときの対処法⑤歩き始めるまでじっと待つ

散歩中に歩かないでいたら、飼い主が抱っこしてくれたと記憶すると、犬はわがままで歩かなくなることがあります。

そのため、犬が散歩で歩かなくなったときの適切な対処方法は、犬が歩き始めるまでじっと待つことです。

おやつを使って誘導する場合は、立ち止まったらおやつがもらえたと思われないように、一旦、「おすわり」や「伏せ」のコマンドを出し、そのご褒美としておやつをあげましょう。

そこから犬が好きなおもちゃを使って歩き始めるように誘導するという方法も。

犬が散歩で歩かないのはわがまま?歩かせるための対処法5選のまとめ

犬が散歩で歩かなくなるのには、子犬の頃に経験した過去のトラウマや加齢による疲れ、怪我や病気が隠れていることもあります。

犬を歩かせるためには以下のような対処法があります。

  • 家の中や近所で散歩の練習をする
  • 着け心地の良いハーネスを選ぶ
  • 散歩時間やルートを変えてみる
  • 散歩中にアイコンタクトをとる
  • 歩き始めるまでじっと待つ

(おやつを使って誘導するときは「お座り」や「伏せ」のコマンドを挟む)

特に警戒心の強い犬は、外の刺激に少しずつ慣れさせたり、散歩のルートを変えることで歩くようになります。

また、散歩中に歩かなくなるのには、関節炎や心臓病などが隠れていることもあるので、日頃から愛犬の様子をよく観察して、変化を見落とさないようにしましょう。

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