赤ちゃんの離乳食を始める時に、何をいつから食べさせたら良いの?
早く食べさせたらアレルギーを発症してしまわないかとか心配になりますよね。
特に小麦はうどん、パンや加工品にも多く含まれていて身近な食品ですが、重篤なアレルギーを起こしやすい食品と言われています。
我が家の娘も小麦アレルギーです。小麦は色々な食品に入っていますので除去するのは大変です。
この記事では、小麦アレルギーの症状と赤ちゃんへの対策3つをご紹介します。
小麦はアレルギーの症状は?
小麦アレルギーの症状は他の多くのアレルゲンと同じ様な症状が現れます。
- 口の周りが赤くなる
- 目が腫れる
- 湿疹が出る
- 蕁麻疹の様な物が出る
- 熱っぽくなる
- 下痢
- 嘔吐する
などです。
小麦はアナフィラキシーショックを起こしやすいとも言われていますので注意が必要です。
小麦はアレルギーを起こしやすいのか?
H14・17年度 厚生労働科学研究報告によると、全年齢における原因食物は
- 鶏卵 38.3%
- 乳製品 15.9%
- 小麦 8%
- 以下甲殻類、果物類、ソバ、魚類、ピーナッツ、魚卵、と続き
- 大豆 2%
小麦は全年齢のアレルギーの原因食物の第三位になっています。
また、他のアレルギーは年齢が上がると食べられる様になる場合が多いですが、小麦アレルギーは年齢が上がっても8%位の方は食べられる様にならないというデータがあります。
また、小麦は重篤なアレルギーを起こすので注意が必要です。
赤ちゃんに小麦を与えるのはいつから?
赤ちゃんに与え始める時期は一般的に生後1年位からと言われています。
小麦のアレルゲンは、パンやクッキーのように高熱で焼かれて、熱が加わってもアレルゲン性が低下することがないと言われています。
小麦を最初に赤ちゃんに与える時は、スープなどに小麦粉を少量混ぜて食べさせてみて下さい。
小麦アレルギーは、アトピー性皮膚炎を持った赤ちゃんが離乳食を始める前から持っていることが多く、初めてパンがゆを食べてショックを起こす事例もあります。
小麦アレルギーかなと思ったら
離乳食を与える時はまずうどんなど、小麦粉単体で与えてみて下さい。
味噌や醤油に少量含まれている小麦は、1年近い発酵過程でタンパク質がほとんど分解しているために、アレルゲン性は低いです。
小麦でアレルギーが起きていると感じた時は、病院の医師と相談しながら、離乳食を進めていく方が安心ですね。
加工食品に注意
大きくなっても、小麦にアレルギーがあるとめん類、パンが食べられないです。
小麦粉を使ったお菓子なども食べられませんし、小麦粉は天ぷらやとんかつの衣、カレーやシチューのとろみなど、加工品の中にも使われているので注意が必要です。
しょうゆにも小麦が使われているので、アレルギー症状が強い場合は、製法が明確な雑穀しょうゆを使う方が良いでしょう。
赤ちゃんのアレルギー検査を受けたいと思われる方は、 こちらで記事にしていますので、よろしければご覧ください。
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小麦は大きくなってからも注意が必要
小麦アレルギーの多くは成長と共に耐性を獲得し、食べられる様になりますが、重症児では小学生になっても典型的な即時型の皮膚症状や呼吸器症状、アナフィラキシーを起こすと言われています。
食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、中学生から成人に発症し、食べた後で運動すると誘発されるアナフィラキシーですが、小麦はその原因食品として最も多い食品なのです。
母乳からの影響は?
お母さんの食べた物が母乳を通して赤ちゃんの体に入り、アレルギーを起こすことが あります。
この場合赤ちゃんが直接食べるよりは影響が薄まっている事が多いです。 我が家の娘の場合はアレルギーが酷かったので私も食べる物を制限して 母乳をあげていました。
赤ちゃんの小麦アレルギー対策
対策その①~小麦の与え方
- 小麦を与えるのは生後1年位から
- まずはスープに少量の小麦粉を入れて一口から与えて
- 念のため最初はほんの少量から
- 初めての食品は数日で一品目ずつ追加すると遅延型のアレルゲンも見つけやすい
対策その②~アレルギー検査を受ける
もし、小麦アレルギーで、それぞれの食品を本当に除去するかどうかを、確実に決めようと思ったら経口負荷試験で反応性を確認するしか方法はありません。
血液検査、プリックテスト、パッチテストもあります。 ↓↓
対策その③~代替品を上手く利用する
食品を扱っていたり、ネットでも代替え商品が手に入りやすくなりました。
小麦でアレルギーを起こす様でしたら代替品を活用しましょう!
小麦のアレルギー対策まとめ☆
我が家の娘も小麦アレルギーです。小麦は色々な加工品に入っているので、いつも原材料の表示を確認しながらの買い物します。
米粉で出来たパンとかアレルゲンフリーのお誕生日ケーキなどのお世話になってきました。
<探せば代替品はありますので、上手く使っていきましょうね。
アレルギーを起こしやすい食品は日本人が日頃から沢山食べている食品です。 なので、体に良いと思ってとか、お手軽に手に入るからとかの理由で同じ食品を 食べ続けない方が良いと思います。(回転食という考え方もあります)
小麦については耐性獲得率が低いと言われています。中々治りにくいですし、今大丈夫でも大きくなってから突然なる事もありますから、 注意深く過ごしていきたいですね。
我が家の娘は、給食も食べられなかったので、お弁当持ちでした。今は、ネットで何でも取り寄せられる時代なので、アレルゲン除去の食品を手に入れるのは楽になりました。
健康のためにグルテンフリーの生活をする人もいる時代です。アレルギーであっても悲観せずにやっていきましょうね^^
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