子どもの習い事の代表格であるスイミング!数ある子供の習い事の中でもダントツの人気になっています。
昔の子供と違って今の子供たちは忙しいですよね!
他にもお稽古があるし、お受験が影響して早く進級させて辞めさせたいと思う親が増えています。
元スイミングコーチの私が子どものスイミングの辞め時3つのタイミングについて考察します!
スイミングスクールにいく子供が8割?
私の住む地域ではスイミングスクールに通っているお子さんが全体の8割程います。
これほどまでに通う子供が多いと小学校でも泳げることが前提の授業になってしまっているようです。
学校の先生によると8割の子供が泳げるので、昔ならやっていたプールの底の石を拾うなどの授業は、なくさざるおえないらしいのです。
泳げる子供は泳がせて欲しいと騒ぐ訳なので…。
学校で泳ぎを教えないのですから、泳げないと子供がかわいそうだと親が考え、スイミングスクールに通うお子さんが増えています。
スイミングの辞め時はいつ?
スイミングスクールでコーチをしていて感じるのは、とりあえず泳げるようにして欲しいと思っている親御さんが多いということです。
なぜ自分の子供が進級できないのかとコーチに詰め寄る場面も多く見かけます。
では、どこまで泳げるようになればスイミングスクールをやめて良いのでしょうか?
水泳には4泳法があります。クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライですね!
親御さんの多くはクロールと平泳ぎの二泳法が25m泳げれば良いと考える人が多いです。
しかし、うちのスクールでもそうなのですが、クロールと平泳ぎの間に背泳ぎが入る場合が多いです。
クロール、背泳ぎ、平泳ぎの3泳法が25m泳げるようになる!これがスイミングスクールの辞め時ではないでしょうか?
もちろん、もっと泳げるようになった方が良いですよ♪
スイミングを辞める3つのタイミングとは?
スイミングを辞める3つのタイミングとは、
- 目標の距離を泳げるようになった時
- 受験や他のお稽古が忙しくなった時
- 子供がやめたいと言った時
になるかと思います。
なぜスイミングスクールを早く辞めさせたいの?
今時のお子さんは習い事も多くて忙しいです。スイミングは効能も多くておすすめのスポーツですが…。
学校の水泳の授業に遅れないようにということだけを、目的にしている親御さんが多いのが実情です。
特に中学受験を考えているご家庭では、小学4年生までに辞めたいと考える親が多いです。
事情はよく分かるのですが、お子さんによってはすんなり進級しない場合もあって、子供を責めたりしないようにした方が良いですね。
お子さんの成長の妨げになります。
できたことを褒める子育てをしたいものです。
子供がスイミングを辞めたいと言った時
子供がスイミングを辞めたいと言った時はどうしたら良いのでしょうか?
お子さんの年齢と泳力によるかなと思います。
お子さんがやめたいといっても幼稚園児や小学校低学年の内は、励ますことで上手くいく場合もあります。コーチにお願いしておくのも良いですね。
お子様の年齢が大きく自分の意志がはっきりある場合で、ある程度の泳力が付いているケースでは、辞めさせてもいいかと思います。
水泳・スイミングの効能は?
水泳・スイミングには様々な効能があります。
・重力がかからずに浮力なので膝など体への負担が少ない
・お母さんの羊水の中にいるようなリラックス効果がある
・心肺の機能が高まる
・喘息などの子供さんに医者が勧めることもある
・海や川で溺れた時に身を助ける(着衣水泳を教えたりもする)
・体力がつく
スイミングには様々な効果と効能があるので、短期間だけで辞めてしまうのはもったいないですね!
もし時間とお金が許せば続けて欲しいお稽古ごとです。
短期水泳教室だけでは身につかない?
夏休み春休み冬休みの短期水泳教室だけ通われる方も多いですが、続けて通う方が結果的には早く身につくとは思います。
それぞれのご家庭の事情もあるでしょうから、短期水泳教室だけでもOKではあります。早く身に着けさせたいなら週2くらいで通う方が良いと思います。
いつからスイミングに通わせる?
ベビースイミングから通われる方も稀にいますが、多くは幼稚園に入ってからですね。
小学校に入る前までにある程度泳げるようにしたいという親御さんが多いです。
子供はできないことがあると自信を持てない子供になることもあるので、親が心配してのことですね。
幼稚園でスイミングがあるとか、課外授業で連れて行ってくれる園もありますが、そうでなければ、年中さんからくらいで始めるのが良さそうです。
スイミングは年中さんから始めるのがおすすめです!
スポーツのゴールデンエイジとは?
小学4年生~6年生の頃はゴールデンエイジといって最もスポーツに対して成長しやすい時期と言われています。
運動習慣がついていると中学生になってからの部活も楽なので、他にやりたいスポーツがなければ中学入学までスイミングを続けるのもよいでしょう!
中学で部活に入ればスイミングを続けることは、難しくなります。スイミングを続ける場合は選手コースに入って、学校の部活に入らないパターンもあります。
お子さんの希望もあるでしょうね!
泳力認定試験とは
泳力認定とは一般社団法人日本スイミングクラブ協会が定めた全国統一の認定基準です。
- ジュニア6級 4泳法(クロール・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ)の中の1泳法25m完泳。
- ジュニア5級 4泳法の中の1泳法25m完泳(ジュニア6級受験合格泳法は除く)
- ジュニア4級 4泳法の中の2泳法25m完泳(ジュニア6級・5級受験合格泳法は除く)
- ジュニア3級 4泳法50m完泳。
- ジュニア2級 個人メドレー100m完泳及びスカーリングのヘッドファースト・フットファースト各10m完泳。
- ジュニア1級 個人メドレー200m完泳。
ジュニア認定試験ではなくスイミングスクール独自の進級テストを、用意しているところも多いです。
スイングスクールの辞め時はいつ?まとめ
スイミングスクールは年中さんから始めて、クロール、背泳ぎ、平泳ぎが25m泳げるようになってから辞めるというのが、最低限のラインですね。
中学では50mのテストもあることを考えると、25m泳げるだけでは不十分ではあります。
時間的金銭的に余裕があれば、50m泳げるようにしておいた方が良いです。
我が家の子供は同じように習わせて二人共1級までいきましたが、一人は水泳が好きでひとりは水泳が好きではありません(笑)!
それぞれですが、泳げるようにしたことで、学校でも不自由なく体育の授業を受けられたので、親としての努めは果たせたかなと思っています。
以上、スイミングスクールを辞めるタイミングについてまとめました。
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