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抜毛症とは?人を死に追いやる怖い病気!癖じゃなくストレスで発症

抜毛症が話題です!「抜毛症(ばつもうしょう)」とは、自分で自分の髪の毛を抜くことをといいます。ストレスが根本にあって発症する、心の問題が絡んだ病気です。本人の癖や性格の問題と言われたり、見た目は円形脱毛症と似ていたりしますが、原因は全く異なるそうです。

私自身も小学生の頃、大事にしてもらった祖母が亡くなった一時期、夜寝る時に自分の髪の毛を引っ張ったり、チックの症状が出た時があります。

抜毛症とは?

抜毛症(ばつもうしょう、Trichotillomania、トリコチロマニア)とは、正常な毛を引き抜いてしまう性癖によって脱毛斑が出現する精神疾患。

抜毛癖(ばつもうへき)とも呼ばれ、また主に頭髪を引き抜く症例が目立つことから禿頭病(とくとうびょう)とも呼ばれる。DSM-IVやICD-10では、衝動制御の障害に含まれる。

本人が全く自覚せずに、無意識のうちに抜いている場合もある。 人によっては症状が5.6年経っても治らない人もいる。

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抜毛症に見られる五つの特徴

抜毛症は、子どもから大人まで発症し、特に学童期から思春期の子どもに多くみられます。無意識のうちに髪の毛に触れて引き抜いている場合と、本人が分かっていて抜いている場合があります。

また、髪の毛の抜け方や毛の状態などに特徴があり、次のようなことからおおよその診断がつきます。

1.髪の毛があちこち不規則に抜けている。

2.脱毛した痕が丸くなっていない。

3.利き手が右なら頭の右横とその前後、左利きは左横とその前後が抜けている。

4.毛髪の中に途中で切れた髪の毛がある。

5.コイル状に丸まった髪の毛がある。

髪の毛は、手が届きやすいほうが触りやすいため、利き手側に不規則な脱毛痕が多く見られます。切れた髪の毛やコイル状に丸くなった髪の毛は、抜こうと引っ張って切れたか、抜いてはいけないと思い直して途中で指を放した跡です。

髪の毛を食べてしまうこともある

また、抜毛症は、意外な症状から見つかることがあります。それは、食欲不振や腹痛といった症状で、抜いた髪の毛を食べてしまうことに起因します。髪の毛は、飲み込んでも消化されません。そのため、胃液や食物などと混ざり合って、石のように硬い固形物になってしまうのです。

このような塊を「毛髪胃石」と言います。食べ続けた結果、塊が大きくなると、むかつきや嘔吐(おうと)、便秘などの症状が表れ、腸閉塞(へいそく)を起こすこともあり、見つかった場合は手術で取り除かなければ命の危険もあります。

問題のない「いい子」がなりやすい

抜毛症の原因はなんらかのストレスで、日本で過去11年間の抜毛症を調べた研究によると学校に起因するものと家庭に起因するものがそれぞれ半数と報告されています。学校に関連するストレスは、友人や教師との関係、いじめ、塾に行きたくないなどが考えられます。一方、家庭によるストレスがある子どもには、父親が多忙でほとんど家におらず、教育熱心な母親と過ごす時間が長い、という共通のパターンがあります。

子どもが抜毛症と診断されると「こんなにいい子なのに」と母親は言います。しかし、それが子どもにとって心の重荷になっていることに気づいていません。抜毛症の治療は、場合によっては精神的なケアが大切ですが、親に原因がある時は親も同時にケアする必要があります。

髪の毛を抜かないための解決策

抜毛症の治療は、傷ついた頭皮や髪の毛に対しても行いますが、基本的には髪の毛を引き抜かなければ起きないため、心のケアに重点を置きます。まず本人が自覚する、その次に行動を変える必要があります。主な解決策を解説しましょう。

1)髪の毛に触らないようにする

髪の毛を引き抜かないようにするには、手で触らないことです。頭にバンダナをしたり、帽子をかぶったりして、直接、髪の毛に触ることができないようにすると効果的です。

2)本人が自覚するまで見守る

周りの人から「髪の毛を抜くな」「抜くのをやめろ」と言われるとストレスになります。本人が「よくない」「やめたい」と思うようになると、行為は止まります。そう思えるまで温かく見守ってください。

3)相談できる人を探す

やめようと本人が思いすぎると、かえってストレスになって髪の毛を抜いてしまいます。そのような時は、気軽に相談できる人がいたほうがよいと思います。心理学の専門家であるカウンセラーに限らず、いろいろな人に会うこともいいのではないでしょうか。仲間や自分が楽に過ごせる場所ができると、よい意味でストレスからの逃げ道ができ、行動が変わるきっかけになります。

抜毛症の兆候と原因を見つけるには

抜毛症は、一見なんの問題もない、いい子に発症します。本人に聞いても心理的なストレスの原因や自分で髪を抜いているとは言わないので、抜毛症と思ったら、ふだんの行動をそっと観察しましょう。

机やベッドの上に抜け毛が増えていないかにも注意が必要です。自宅で抜く行動は見られないのに薄毛になってきた時は、通学中に髪の毛に触っていることがあります。学校が楽しいかどうかも聞いてください。

そして、抜毛症では、親の言動が子どもの心にストレスを引き起こすことがあるということも頭の片隅に入れておきましょう。

出典;抜毛症の特徴や解決策について、横浜労災病院の齊藤典充・皮膚科部長

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まとめ☆

・人口の0.5〜2%が抜毛症だとされる。小学生から思春期の女子に多いが、成人も発症する。

・頻度としては円形脱毛症の10〜20%であるが、抜毛行為自体は学童期の癖としてはかなり多い。
・家庭や学校での人間関係で悩んでいる場合が多い。
・知能低下はないことが多い。
・大人しい内向的性格に多いとされる。

抜毛症は一種の自傷行為なのかもしれませんね。周りの方が早く気付いて、適切なサポートをしてあげられると良いですね。



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